スリースポット三態

スリースポット(未完成ハンブルグ)のオスに、ジャパンブルーのワイルドタイプのメスを
掛けたところ、予想外のバリエーションが出ました。
Y型ジャパンブルーを使用したので、メスはノーマルのはず。なのになぜか‥‥



　Rr 型? ブルータイプ



　RR型? レッドタイプ



　ネオンテールタイプ


このRrはどこから貰ってきたのだろう?　そもそも本当にRrか否かは検定してないので推測
でしかありませんが。まぁ、これだけのバリエーションを一度に得られたのは、スリースポットの
交配結果を知る上ではラッキーでした。
ただやはり、デルタ化させるとボディの模様は崩れるみたいですね。
ソード化くらいなら、ギリいけそうな気がします。さて、どうなることやら。

年２回

前々回の更新からかなり経ってしまいましたが、とくにコレといった目新しい情報はありません。
何もしてなかった訳ではないのですが、震災以降は完全に守りに入って世代を繋いでいくことが
メインになりました。要するに、相変わらず同じサカナばかり弄ってますよと(笑)
あと一月くらい残暑が続くようなので、その間に屋外で少しでも大きく稚魚を育てないと。
水槽部屋を持たない者にとって、大量の水槽を室内に置くのは正直怖いです。
（最近また地震が頻発してるし）
春と秋に仔を多く採って、冬場は選別した少数精鋭でしのぐ。今後はこのパターンになりそう。
交配のペースは落ちるけど、生活のリズムに合わせるためには仕方ないです。
その点、ショートテール系は長生きしてくれるので助かります。




生後７ヶ月のハンブルク(仮)　選別漏れ個体。
選別漏れといっても、レッドラインの強弱以外表現はほぼ一緒。
まだメスが固まってないので、模様がどう変化するかは未知数です。

スリースポット "Hamburg"

エンドラーズハイブリッド・スリースポットのレッドラインタイプ。
いわゆる、海外で"Hamburg"と呼ばれている魚です。

http://www.dogweb.nl/guppies/endlers-guppen.html

グッピー型のスリースポットが先か、ハンブルクが先かは定かではありませんが、
一目見て非常に綺麗な魚だと思ったので、実際に作ってみることにしました。
いや、もう日本でも作出された方がおられるかもしれませんが‥‥

写真は生後３ヵ月弱の個体で、発色はまだこれからといったところです。
これから数ヵ月後、色素が安定してきたとき、レッドラインが侵食されずに残って
いることを祈りましょう。
エンドラーズに掛けると、センターのスポットが縦に伸びる傾向があるようなので
できれば円形状のままキープしたいですね。
日本型ハンブルクの未来やいかに！？

エンドラーズハイブリッド・スリースポット

スリースポット♂×サンタマリアＨＢ（アンチョビ）♀のＦ１　です。
スリースポットのメスの検定はしていませんが、仔の表現を見る限り、特徴であるスポット、
レース模様、尾筒のレッドラインは「ほぼ」Ｙで固められているようです。
背ビレが赤い個体がいくつか混じってますが、これはアンチョのメスの影響と思われます。

実は、導入当初からこの系統？のスリースポットの体型及び泳ぎ方に"ぎこちなさ"を感じていて、
どうにも体躯が堅いというか、泳ぎがスムースではないんですね。
この歪みは矯正せにゃならんと、手持ちの中で最も安定しているアンチョにかけてみることに。
いまのところ体型も泳ぎも普通のワイルドグッピーそのもので、矯正はとりあえず成功‥‥して
いるように見えますが、まだもう暫く経過をみる必要がありそうです。


このスリースポット表現は意外と曲者で、メスの影響を受け易く、すぐにスポット崩れになって
しまうのですorz...スリースポット・レオパードも、見た目コブラ崩れが７割くらい出ました。
他品種への援用のハードルは高い気がします。相性の良い伴侶が見つかればよいのですが。

スリースポット その３

頭部から数えて一番目のスポットが最初に発現し、これは円状に決まりやすい。
二番目のスポットは円状になるが流れやすく、個体差が大きい。
三番目、尾筒のスポットはほぼライン状になり、運がよければ円に見えることもある。
（レース模様で分断されると、４スポットもしくはそれ以上に見えるが正確な意味での
スポットとはいえない）
我が家で飼育した個体を元にしているので、すべての"スリースポット"に当てはまるとは
限りません。参考程度に御覧いただければ幸いです。